不妊治療?体外受精のリスク 〜 不妊治療@クチコミ

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不妊治療?体外受精のリスク


不妊治療の体外受精によって誕生した赤ちゃんは、日本では6万人を超えています。
体外受精の技術は飛躍的に進歩して、大学などの研究機関だけではなく、不妊治療の目玉
として体外受精を積極的に行う病院、施設が全国に増えてきました。
体外受精の技術が進歩し、治療方法も確立されたとはいえ、それでも体外受精に伴うリス
クはあります。
体外受精では、複数の、十分に発育した卵子をできるだけ沢山採取する必要があるために、
排卵誘発剤のhMGを使って排卵誘発を行います。このhMGを使うリスクには、卵巣過剰刺激
症候群(OHSS)を起こす場合があるということです。この卵巣過剰刺激症候群とはhMGに卵
巣が過剰反応し、一度に沢山の卵子が育ってしまって、卵巣が腫れ上がって、腹水や胸水が
溜まる症状のことです。症状が軽ければ、軽い腹膨満感や違和感程度で済むのですが、ひどく
なると時に激しい痛みが起こったりして入院して治療する必要が出てきます。また、採卵
の際に膣壁を1?2針縫合する際や、あるいは大変まれなことですが血管を傷つけてしま
った際に、この卵巣過剰刺激症候群を起こしていますと、大量出血を起こし命に関わること
もあり大変危険です。ですので排卵誘発剤の使用は慎重に行う必要があります。
また、妊娠する可能性を高めるために、受精卵を戻す際に一度に複数の受精卵を戻してし
まい、多胎妊娠が起きるリスクも高くなります。以前は体外受精による超多胎妊娠の事例
が多発し、多胎妊娠は母体への負担も大変大きいことから問題となり、現在は一度に子宮
に戻す受精卵は2つまでと決められて、超多胎妊娠の可能性はなくなりました。


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