男性側が原因の不妊 〜 不妊治療@クチコミ

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男性側が原因の不妊


「嫁して3年子なきは去れ」などと昔から言われて、不妊症というと女性に原因があると
思われがちです。ですが、不妊症の原因は、確かに40%が女性側に原因があり、20%は
原因がわからないもの、残り40%は男性側に原因があるのです。
今回は男性不妊について考えてみましょう。
男性不妊の一番多い原因が、精子を作る機能の問題で、精巣内で精子をうまく作ることが
不可能な造精機能障害です。これが男性不妊の原因の9割を占めていると考えられています。
世界保健機関(WHO)が造精機能障害の目安を定めていますが、精子の数が精液1mlの中に
2000万匹以上、運動率では前進運動精子が50%以上、奇形率が15%以下、生存率が75%以上と
いう数値が健康な精子の定義です。これらの数値を下回った場合は、造精機能障害が疑われ、
不妊の原因があるのではないかと考えられるのです。造精機能障害は無精子症、精子減少症、
乏精子症、精子無力症、精子奇形症の5つに分類されています。
造精機能障害の検査方法ですが、1週間ほど禁欲してから精液を採取して、精子の状態を調べ
ます。WHOの基準より著しく数値が低い時は、自然妊娠は困難と考えられるのですが、現在では
生殖医療技術の進歩により、乏精子症や無精子症等の男性不妊の場合の妊娠成功例も出ていま
すので、絶望的になる必要はありません。。
その他の男性不妊の原因には、副性器障害、精管通過障害、性機能障害などがあげられます。
なかなか子供が授からない、もしかして不妊症と思ったら、夫婦で病院へ行きましょう。女性
だけが検査をして原因がわからないまま積極的な不妊治療を開始しても、実は男性側が原因だ
ったというのでは片手落ちです。男性が婦人科の病院に行くというのは抵抗があるかも知れま
せんが、なるべく行く回数を減らす等病院側も配慮してくれますので、二人の赤ちゃんを早く
授かるためにも早い段階で検査を受け、夫婦一緒に頑張りましょう。


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