不妊症かな？と思ったら、まずは日常生活のチェックを。

不妊症とひとことで言っても、その原因はいろいろ考えられます。もしかして自分は不妊
症かしら・・？そう不安に思ったら、まずは普段のあなたの生活の中でチェックしてみま
しょう。自分の体調を良く知ることによって、自分が不妊症なのかも知れないと早い段階
で気づくこともできますし、少しでも妊娠しやすい体にと体質改善の努力をすることもで
きます。
それではまずは生理の時を考えてみましょう。
もし、あなたの生理痛がひどかったり、出血の量が多いと思われるなら、子宮内膜症や子
宮筋腫が疑われます。これが即不妊になるということではないのですが、妊娠しづらい体
になる傾向はあります。反対に出血の量が少ない場合や生理不順の方は、子宮の発育不全
だったり、ホルモンバランスが崩れていると考えられます。この状態のままでいると、妊
娠しにくい体になってしまいますので注意が必要です。また、妊娠、出産の経験もないの
にお乳が出てしまうということがあります。これは高プロラクチン血症といい、脳下垂体
からプロラクチンというホルモンが多く分泌されてしまう症状で、このために排卵がなく
生理がなくなり、受精卵が着床しにくくなって不妊となります。
こういった症状に早く気づき、早く病院を受診して検査することで、不妊治療を１日でも
早くスタートすることが大切です。
また、日常生活の見直しもとても大切です。偏った食生活や、体を冷やす食品の多量の摂
取などがないか、もう一度自分の食生活をチェックしてみてください。食生活に気をつけ、
適度な運動と適度な睡眠を取って、体質改善に努めれば、冷え性なども改善されます。
このように日常生活の中で自分の体調を知り、生活習慣を見直すことで、健やかな体、妊
娠しやすい体へとかわっていくのです。