不妊治療で使う注射 〜 不妊治療@クチコミ

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不妊治療で使う注射


不妊治療をはじめると、色々な注射、内服薬、時に点鼻薬と、様々な薬に出会います。最
初はわけがわからず不安になりますが、どれも全て女性の体のリズムに合わせた、意味の
ある薬ですので、注射を打ちに通院するのはもちろんですが、服用するよう言われた飲み
薬などは医師の指示に従って服用しましょう。
不妊治療の注射は、不妊の原因がどこにあるのかによって使い分けられています。
不妊の注射には、ヒュメゴン、HMG、バーゴグリーン(hMG製剤)、フェルティノームP
(FSH製剤)、HCG(hCG製剤)などがありますが、その中のよく使われている注射につ
いて説明しましょう。
まずhMG(ヒト閉経ゴナドトロビン)は卵巣を刺激して、卵胞を成熟させるための注射です。
排卵がない人や、排卵しにくい人に使われますし、体外受精を行うために沢山の卵を育てる
必要がある時などにも使われています。飲み薬の排卵誘発剤に比べて、とても良い効果があ
りますが、反応が強すぎて卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を起こす場合がありますので要注意
です。また、多胎の確立も約20%位高くなるといわれています。
OHSSを起こしにくくしたものがFSH製剤といい、これはhMGからLH(黄体形成ホルモン)を
取り除いたものです。OHSSが起こりにくいため、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人には、排
卵誘発剤として適しています。
hCG(絨毛性性腺刺激ホルモン)は卵胞ホルモンや黄体ホルモンの分泌を促すので、不妊治
療では成熟させた卵胞の排卵や、高温期を持続させる黄体ホルモンの補佐をする薬として使
われています。
これらの注射は、患者さんの不妊の症状に合わせて、単独で使われたり、あるいは色々組み
合わせて使用されています。


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