不妊治療に疲れた時は

不妊治療はいつ終わりになるのか。この治療をあと何回、あと何年、続けたら赤ちゃんが
授かるのか。あるいはいったいどこまで高度な医療技術に頼れば妊娠するのか。はっきり
したゴールが見えないまま、期待と落胆の繰り返しの治療が続く、不妊治療は肉体的には
もちろんですが、精神的にも大変つらい治療です。不妊治療の周期である高温期が普段よ
り長く続けば、とうとう妊娠したのではないかと期待が高まり、体温が下がり始めると今
回もだめだったのかとがっかりする、それを毎月毎月繰り返していくのです。
このようなことの繰り返しで、メソメソすることが多くなり、知人の妊娠報告を聞いても
素直に喜べずにいる自分に気づき自己嫌悪を感じたら、きっとあなたは精神的に追い詰め
られているのです。もし、不妊治療に疲れたと思うことがあったら、一旦不妊治療を休ん
でみるというのも手かも知れません。というのは強いストレスを感じながらの不妊治療を
続けていても、あまり良い結果には繋がらないことが多いのです。
また、不妊治療の病院には、そういう患者さんのストレスを和らげるための専門の心理カ
ウンセラーが常駐している所もありますから、相談してみるのもいいでしょう。
不妊治療を一時休止するというのは、かなり勇気のいることです。ですが、治療を休んで
ちょっと気分転換に旅行をしたり、あるいは夫婦間で話し合って、これ以上の不妊治療は
止めようと諦めた途端に妊娠したという話をよく聞きます。
不妊治療をしばし忘れて、好きな事をしてリフレッシュする、そんなことが意外と良い結
果につながるのかも知れないのです。